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今後の展望」紹介 【2019年10月17日講演から】
JEITA「AIに関するルール・標準化の現状と
今後の展望」紹介 【2019年10月17日講演から】
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AIに関するルール・標準化の現状と今後の展望
JEITA標準化政策部会/国際標準化戦略研究会では、人工知能(AI : Artificial Intelligence)の社会実装の進展に伴い、健全な普及を目指して課題解決のための方策を議論している国内外の多くの機関・団体の動向を調査し、JEITA会員向けの報告書として「人工知能に関するルール策定動向と標準化戦略」をとりまとめました。
ここでは、AIがネットワーク化された社会を実現するために必要な、AIの標準化戦略を以下の観点で考察しています。
1.AIシステム同士の相互接続性を実現するために自動走行車の合流を事例とした今後必要となる
標準化の考え
2.AI開発・利活用指針の策定・遵守の必要性
3.AIシステムの品質保証
4.保険制度設計と認証
5.開発の効率化
6.オープンソース戦略
7.AIシステム提供者と利用者の法的責任分担の在り方
8.学習用データとAIの権利
また、JEITA(IT・エレクトロニクス分野)が取り組むべき標準化テーマについて、4つの分野(生産設備・流通設備関係、ロボット関係、自動車・自動運転関係、ヘルスケア関係)について考察しました。
さらに、一般的な標準化の狙いを整理し、それに照らし合わせてAIの標準化において、考えられる活動を抽出しました。
(a) 用語規格: AIに関する用語や分類、リファレンスアーキテクチャなどの基礎概念
(b) インターフェース規格: 学習データや複数のAI間でやり取りするデータの形式など
(c) 試験規格: AIシステムの性能評価方法や品質基準など
(d) マネジメントシステム規格: AIシステムの設計・開発・利用時に考慮すべき原則、設計/製造
プロセス管理など
このうち、 (a)(b)(d)は基盤としての位置付けが強く、 (b)の一部や(c)は応用ごとに定められるべき項目により、JEITAでの取り組みが望まれる、との見解を示しています。
この報告書は、分野を限定せずAI全般に関わる標準化戦略を述べていますが、今後、JEITA(IT・エレクトロニクス分野)が取り組む標準化活動において、分野別にAIシステムの標準化戦略を立案する際に、どのような観点から標準化すべきかの参考として役立てていくこととしています。
2019年10月(CEATEC)にて開催された「JEITA国際戦略・標準化セミナー」において、この調査結果及び報告書を基に、JEITA・国際標準化戦略研究会から講演を行いました。
講演資料「AIに関するルール・標準化の現状と今後の展望」をご参照ください。
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