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アジアグリーンITセミナー -シンガポール-


METI(経済産業省)とJEITA(電子情報技術産業協会)は、アジア諸国において日本企業の省エネルギー・制御技術を使って、診断事業を実施いたしております。
このような活動のもと、「アジアグリーンITセミナー」を開催し、取り組んだ省エネ診断の経緯、さらには、結果として得られた省エネルギーのポテンシャルについての報告をする共に、日本における省エネルギーの取組みやベストプラクティスを紹介し、アジアにおけるグリーンITの推進の一助といたします。

主催・後援

プログラム

  • 会期:2011年2月21日(月)
  • 場所:Mホテル シンガポール 10階 Banquet Suite
  • 聴講:無料(事前登録制)
  • 主催:経済産業省
            一般社団法人 電子情報技術産業協会
            Singapore Business Federation(SBF)
  • 後援:Infocomm Development Authority (IDA)
            Singapore infocomm Technology Federation (SITF)
            JETRO Singapore
  • 運営:グリーンIT推進協議会

入場事前登録(英文)

FAX登録用

2011年2月21日 Mホテル 10階 Banquet Suite
挨拶
13:00-13:05
代表挨拶(日本)
グリーンIT推進協議会 事務局次長 長谷川英一 氏
挨拶
13:05-13:10
代表挨拶(シンガポール)
Mr. Ling Keok Tong
Deputy Director, Technology and Planning Group, IDA
キーノート
スピーチ1
13:10~13:30
グリーンIT推進への日本の取組みについて
経済産業省 商務情報政策局 情報通信機器課 環境リサイクル室長
竹谷厚 氏
社会のあらゆる分野で使われているIT機器・システムは、省エネに貢献する大きな可能性を秘めている。
我が国では、「IT機器自身の省エネ(of IT)」と「ITによる社会の省エネ(by IT)」を両輪とするグリーンITを、アジア各国との協力を中心に据えて推進している。
地球温暖化対策への関心がますます高まる中、世界全体の省エネに大きく貢献するグリーンITについて国内外の最新動向を紹介する。
キーノート
スピーチ2
13:30~13:50
Singapore Green IT Awards and Green IT Adoption Index
Mr. Patrick Chan
Director, Industry Development, Industry Development Division,
Singapore Business Federation
13:50-14:00

休憩

セッション1
14:00~14:20
アジア地域における省エネ診断事業のご紹介
横河電機株式会社 グリーンファクトリー・ソリューション本部 本部長
高野一志 氏
現在、世界のエネルギー消費量抑制に対する要求が緊急性を増してきている。
こうした状況の中で、ASEAN諸国のエネルギー消費量低減を目的とした「アジア省エネ診断事業」は関係各位からの高い評価を受け、今年で2年目を迎えた。今年度は、中国、インド、ベトナム、シンガポールで診断を実施した。本講演では、「ITによる省エネルギー診断事業」の概要と、今年度の診断結果をご紹介する。
セッション2
14:20-14:50
気流制御改善と給電方式の見直しによる、高効率データセンタ化支援
-シンガポールのデータセンタにおける省エネ診断事例-
NTTデータ先端技術株式会社
グリーンコンサルティング事業部グリーンコンサルティングビジネスユニット
チーフコンサルタント
吉積一斉 氏
データセンタのエネルギー消費は、ICT( Information and Communication Technology )機器の電力と空調電力がその殆どを占め、データセンタの高効率化にはこれらの2点の改善が課題である。 我々は、サーバー室内の気流解析、ならびにPUE調査から得られた結果をもとに、コールドアイルキャッピングによる空調効率の改善と、高電圧直流給電方式による高効率給電、信頼性向上、安全性を提案し、高効率データセンタ化の支援を行う。
セッション3
14:50-15:20
省エネ診断からはじまるエネルギーマネジメントシステム 
-インド AMITY大学 省エネ診断事例-
パナソニック株式会社 システム・設備事業推進本部 グループマネージャー
宮原智彦 氏
パナソニックは、省エネ・創エネ・蓄エネをつなぎ、「環境革新企業」として、低炭素社会の実現を目指します。今回のインドのアミティー大学様での診断では、使用電力量及びCO2の削減の効果が期待される結果となりました。
省エネ診断をきっかけとした省エネ・創エネ・蓄エネのエネルギーマネジメントシステムを構築し、将来、アジアをはじめとする世界へ展開していくことが低炭素化社会の実現へつながることだと考えています。
15:20-15:30

休憩

セッション4
15:30-16:00
シンガポールにおける事務所ビル(UOBアレクサンドラビル)の省エネ調査報告
山武ビルシステムカンパニー 国際本部エンジニアリング部 部長
村山俊尚 氏
シンガポールの中規模事務所ビル(UOBアレクサンドラビル)で熱源システム中心に省エネ調査を実施した。この案件は、竣工後20年弱経過した建物であり、設備の更新時期を迎えている。運用の改善提言も含めた省エネ改善項目について報告する。
セッション5
16:00-16:30
セメント工場におけるインバータによる省エネ診断報告
-ベトナムのセメント工場における省エネ診断事例-
株式会社 日立製作所 トータルソリューション事業部 主任技師
平田賢 氏
通常、回転機器の運転において、モータは商用電源を用いた固定速運転が行われている。これに、インバータを導入し、回転数制御とすることで省エネ効果が得られる。
今回、ベトナムのセメント工場にて、3台の送風機を対象に調査を実施し、インバータ導入による効果を推定した。結果として、運用方法を見直しインバータを導入することで、3台合計で2,300MWhの省エネ効果が見込まれると試算した。
セッション6
16:30-16:50
データセンタ新指標DPPEのご紹介
株式会社NTTデータ ビジネスソリューション事業本部 データセンタビジネスユニット
ITマネジメントソリューション統括部 統括部長
上苙健 氏
グリーンIT推進協議会では、データセンタの様々な省エネ努力を評価でき、また総合的なデータセンタのエネルギー効率を表せる新指標DPPEを開発し、国内外に提唱している。
本講演では2010年夏に日本国内のデータセンタで実測したDPPEの測定事例を基に具体的な算出方法、評価方法を紹介する。また2011年2月に日本で実施される日米欧の官民の国際会議の最新情報も合わせて報告する。
セッション7
16:50-17:10
富士通グループのグリーンITを支える先端技術
-グリーンITアワード2010【ITの省エネ】経済産業大臣賞-
富士通株式会社 環境本部・環境企画統括部 統括部長
朽網道徳 氏
富士通グループは、Green Policy Innovationプロジェクトのもと、グリーンITの研究開発から製品・ソリューションの開発、さらにグリーンITの提供による社会全体でのCO2削減への貢献を推進しています。このグリーンITプロジェクトの要は、先端的技術であり、ここでは、2010年のグリーンITアワードの『ITの省エネ』部門で経済産業大臣賞を受賞した量子ドットレーザの技術を中心に、富士通グループの持つ各種グリーンIT技術とグローバル展開の戦略を紹介します。

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