コバルト報告テンプレート(CRT)
Ver 1.1に関する情報を掲載しました。

[ページ仮訳]2019/1/25時点の情報

※この仮訳はRMIのコバルト関連情報ページの仮訳です。原文と相違がある場合は英語原文が優先されます。また、仮訳中のURLリンクは設定しておりません。
正確には英語原文をご参照ください。

Cobalt Reporting Template / コバルト報告テンプレート

コバルト報告テンプレート(CRT)は、Responsible Minerals Initiativeが作成した、無料の標準報告テンプレートで、製錬所等を特定し、コバルトサプライチェーンのデューディリジェンス情報を収集します。テンプレートは2018年12月21日に正式に発表されました。RMIはパイロット段階のフィードバックをレビューし、CRTの最新バージョンに統合しました。

Download the Template / テンプレートのダウンロード

下記のCRT最新版(バージョン1.1)をダウンロードしてください。 Download CRT

FOR A LIST OF CURRENTLY IDENTIFIED COBALT REFINERS, CLICK HERE. / 現在把握しているコバルト精製所リストはここをクリック

コバルト精製所の製錬所確認プロセスおよびコバルト精製所の追加作業は現在進行中です。現在、標準製錬所リストにない製錬所の名前を提出するには、製錬所情報アンケート(中国語 | 韓国語も利用可能)をダウンロードし記入してください。 完成した書類をhamster@responsiblebusiness.orgに提出してください。


CRT 1.1(2018年12月21日にリリース)の主な変更点は以下を含む:

  • ・全てのバグとエラーの修正
  • ・Smelter Reference Listのアップデート
  • ・日本語版の追加

CRTの次期バージョンは2019年春にリリースされる予定です。RMIは、製錬所リストタブのA列が現在、正しく機能していないことを認識しています。 これは次のリリースで修正される予定です。

RMIはエラーの報告を歓迎します。RMI@ResponsibleBusiness.org へご連絡を

Frequently Asked Questions / よくある質問

  • ・What is the Cobalt Reporting Template (CRT)? / Cobalt Reporting Template(CRT)とは何ですか?

    Cobalt Reporting Template(CRT)は、Responsible Business Alliance®(RBA®)によって作成された無料の標準報告テンプレートです。このテンプレートは鉱物の原産国と、使用される製錬・精製業者についてサプライチェーンを通じて情報を収集することを促進します。そうすることで、”OECD紛争地域および高リスク地域からの鉱物の責任あるサプライチェーンのためのデューディリジェンス・ガイダンス”に従う企業のデューディリジェンスを支援します。また、CRTは製錬所や精錬所の特定も支援します。 CRTは、川下企業がサプライチェーンに関する情報を収集し開示するために考案されています。RMIメンバーはこのツールを共同開発し、サプライチェーンの調査プロセスを効率化、簡略化しました。川下企業とは、エンドユーザー(製錬業者を含まない)から川下企業までを含みます。貴社が製錬業者または精製業者である場合は、「製錬所リスト」タブに貴社名をご記入ください。 CRTはコバルトサプライチェーンに限定したものです。
  • ・Why is the CRT different from the CMRT? / なぜCRTとCMRTは違うのですか?

    CMRTはIPC-1755規格に準拠しており、現在、同規格にはコバルトやコバルトサプライチェーンに関する質問が含まれていません。 CMRTは、ドッド・フランク法第1502条に準拠するために必要なデータ交換を促進することを意図しています。現時点でコバルトについての法的要件はありません。
  • ・What is a Conflict-Affected and High-Risk Area and how do I know if I am sourcing from one? / 紛争地域および高リスク地域とは何で、当社が当該地域から調達していることはどのように分かるのですか?

    OECDは「紛争地域および高リスク地域」を、武力による紛争、広範にわたる暴力、もしくは人々に危害が及ぶその他のリスクの有無によって特定される地域と定義しています。武力による紛争は様々な形をとることがあり、例えば、2ヵ国ないしそれ以上が関与することもあれば、解放戦争、反乱、内戦などによることもある、国際的もしくは非国際的対立などです。高リスク地域には、政情不安や抑圧、制度上の欠点、不安定などが見られる地域や、国内のインフラが崩壊した地域、さらに暴力が広範におよんでいる地域などがあります。これらの地域では広範におよぶ人権侵害や、国内法または国際法違反が見られます。
    EUは「紛争地域および高リスク地域」を、武力紛争の状態にある、又は紛争終結後の脆弱な状態にある地域の他、破綻国家のように統治及び治安が弱体化し、又は皆無で、人権侵害を含めた国際法の違反が広範囲にわたって組織的に横行している地域と定義しています。 「紛争地域および高リスク地域」の完全なリストはありませんが、各企業はこのリンクの情報を活用し判断することができます。 質問2は「Unknown」という回答でもかまいません。
  • ・Why are some of the cobalt refiners on my suppliers’ lists not recognized by the CRT? / 当社のサプライヤーのリストの中のコバルト精錬所の数社がCRTに掲載されていないのはなぜですか?

    RMIは、標準製錬所リストの更新を継続しています。リストには、RMIのコバルト精製所の定義を満たすことを検証できた全てのコバルト精製所が含まれます。
    サプライヤーがCRTに記載されていない精製所を提供する理由はいくつかあります。例えば、コバルトを加工していない、精製所の上流又は下流である、まだRMI製錬所確認プロセスで検証されていない、既に操業しておらず標準製錬所リストから削除された。 リストにない製錬所/精製所の状態を確認する方法には、RMIの会員になり製錬所データベースにアクセスできるようになることがあります。 RMIのコバルト精製所の定義は「コバルトの濃縮物、中間物またはリサイクル材を加工し、川下製造プロセスで直接使用されるコバルト製品を製造する企業」です。これには、川下製造プロセスに使用されるために、更なる精製を必要とするような生産物を提供する大規模工業施設やコンゴ民主共和国内の施設には適用されません。
  • ・Where do I submit my completed CRT? Does RMI collect these? / CRTは記入後どこに提出したらよいですか? RMIが回収しているのですか?

    RMIは回収していません。要請した顧客企業に提出すべきです。また、個社のウエブサイトに掲載することもできます。
  • ・Where can I find additional due diligence information? / デューディリジェンスに関する追加情報はどこで得られますか?

    Responsible Cobalt Initiative(RCI)とRMIは、共同でコバルト精製所向けの試験運用監査プログラムを開発しています。さらなる情報はRMIウエブサイトで公開されるでしょう。
  • ・How should I provide multiple answers for Question 2? / 質問2が複数の回答の場合、どうやって答えれば良いですか?

    このCRTのバージョンでは、質問2のドロップダウンから複数の回答を選択することはできません。ただし、コメント欄を使用して、例えば「covered countries」を選択してコメント欄に「and other CAHRAs, including XYZ」を追加することができます。
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