「スマートホーム」 将来ビジョン

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検討の背景・目的

日々の暮らしにおいて、人々の幸せの欲求に貢献する様々なサービスが提供されている。日本および地球全体の急速な環境の変化や高齢化等による社会課題が顕在化する中で、人々が安心・安全・快適に暮らせる状態を整え続けるために、革新的なサービスの創出や社会システムの変革が求められている。

社会システムの変革を進めるにあたり、わたしたちは、「家」を起点にして種々の検討を進めてきた。「家」は、人々の生活の基盤であり、さまざまな社会システムサービス(社会インフラ・各種サービス)との接点であることから、家の変革を図ることで住んでいる人に幸せをもたらすと同時に、コミュニティや街、社会をより良い方向に進化させることができると考えているからである。

このような背景から、IoTやAIといった最新技術を活用した多様なサービスに支えられる「スマートホーム」の将来ビジョンを示し、あらゆるステークホルダーが連携して社会課題解決に取り組む機運を醸成していく。

 「スマートホーム」 将来ビジョン 概要

「スマートホーム」とは、単に宅内外のネットワークにつながることで生活者に利便性を提供するだけの「モノ」をいうのではなく、様々な社会システムサービスとの連鎖で日々営まれる人々の「暮らし」の概念である。

「スマートホーム」は、フィジカル空間とサイバー空間の技術革新が実現する社会システムサービスの提供によって、人々の暮らしに安心・安全・快適をもたらすとともに、信頼性の高いコミュニティの基盤となりうる。

また、「スマートホーム」において生み出される情報は、社会システムサービスの価値向上につながり、得られた情報を適切な形で共有することで、人材不足・サービスの信頼性・資源・災害等の社会課題を解決し、社会全体の最適化を実現することも可能になる。

「スマートホーム」 将来ビジョン

「スマートホーム」 将来ビジョンを実現するために

「スマートホーム」の将来ビジョンは、「家」そのものを変えることではなく、社会全体の変革に向けた挑戦である。

人々の暮らしを軸として、あらゆる産業や行政がフォーメーションを組み、最先端の技術やサービスを安心して選択してもらえるための環境整備と消費者に対する普及啓発が必要である。また、社会全体の最適化を図るため、人々の生活データを安全に利活用する仕組みづくりも重要である。

我が国が目指すSociety5.0は、フィジカル空間とサイバー空間が高度に融合することで、新たな価値を創造する人間中心の社会である。「スマートホーム」将来ビジョンに基づき、サービス提供にかかわるすべての人材・組織・仕組み・技術が消費者を起点にサービスチェーンを築き上げ、健全な市場構築を目指すことで、Society5.0の実現に寄与していきたい。

検討会メンバー

アカデミア

丹 康雄 氏

北陸先端科学技術大学院大学 副学長
先端科学技術研究科 教授

ビジネス

小松崎 常夫 氏

セコム株式会社 顧問

ビジネス

雨宮 豊 氏

積水ハウス株式会社 顧問

ビジネス

三原 寛司 氏

株式会社LIXIL
ビジネスイノベーション統括部
統括部長

スタートアップ・データ

堀内 健后 氏

トレジャーデータ株式会社
マーケティング担当ディレクター

アカデミア/建築

野城 智也 氏

東京大学
生産技術研究所 教授

ビジネス

市来 利之 氏

東急株式会社
取締役 常務執行役員

デザイナー

松井 龍哉 氏

フラワー・ロボティクス株式会社 代表

スタートアップ・ブロックチェーン
(分散台帳)

深津 航 氏

株式会社Scalar CEO

スタートアップ

西村 真里子 氏

株式会社HEART CATCH
代表取締役 プロデューサー

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