現在、IEC/SC77A国内委員会・高調波WGでは、家電・汎用品高調波抑制対策ガイドラインの改定審議が行われており、以下のように見直し検討がすすんでいます。

	(1)クラスDのクラス区分の見直し→「TV、PC、PC用モニタ、インバータ冷蔵庫に限定」される方向
	(2)クラスD機器の75Wから50Wへの適用の見直し→75W以下は規制対象外の方向
	(3)クラスAの暫定限度値見直し→「第5次のみ電力比例係数を35％減、その他は暫定限度値を正式な限度値」とする方向
	(4)インピーダンスネットワークの有無の検討→「挿入しても挿入しなくてもよい」とする方向
	(5)測定方法のIEC61000-3-2第2.1版への整合→今後検討する

以上のように家電・汎用品高調波抑制対策ガイドラインは、IEC61000-3-2第2.1版への整合化に向けて前進しつつあります。

これらの正式改定は、来年早々開催が予定される電気用品・基準国際化委員会等の審議を経て、今年度末か、来年度早々には、経済産業省通達として発行されるのではないかと考えています。尚、当委員会からIEC/SC77A国内委員会及び同高調波WGに委員を派遣し、JEITA意見の反映を積極的に行っています。