IT機器自身の省エネ(Green of IT)と、ITソリューションやITサービスによる社会全体の省エネ(Green by IT)は、それぞれどれくらいの効果があるのでしょうか。表1.は主要なIT機器の省エネによって、日本国内と世界全体でおよそどれくらいのCO2が削減できるか、試算した結果です。
表 1.Green of IT 効果(2020 年の予測)
表2は、ITソリューションやサービスなどによって社会全体の省エネを図る(Green by IT)ことで、どれくらいのCO2が削減できるか試算した結果です。このように、省エネ/CO2削減に貢献するIT(グリーンIT)を最大限に活用することで、日本のみならず、世界中できわめて大きな省エネとCO2削減を図ることができます。
(※)グリーン IT 推進協議会: 2008年に経済産業省の「グリーンITイニシアティブ」の下に、JEITAなど7つのIT関連団体が発起人となって設立した協議会。IT機器自身の省エネ(Green of IT)、ITによる社会の省エネ(Green by IT)を両輪として、各種の調査事業、普及促進事業等を実施した。5年間の活動を経て2013年3月末に発展的に解消し、協議会の一部の事業は、JEITAのグリーンIT委員会(2013年度新設)が引き継いでいる。