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緊急地震速報を受信すると、家庭に設置された地震警報装置から、予測震度、猶予時間(主要動=S波到着までの時間)がアナウンスされます。同時にIT自動防災システムが始動、防災、避難のための自動制御が始まります。 |
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自動制御は、二次災害の防止、避難路の確保、地震情報の収集を目的とした制御に分かれます。 |
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二次災害の防止は、ガスコンロや電気ストーブなど、火災の原因となる各種熱源を、瞬時に遮断します。 |
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避難路の確保は、夜間であれば照明や誘導灯を自動的に点灯、屋内での避難を容易にします。また、地震によって玄関などのドアが開かなくなることを防ぐため、電気錠を開錠して玄関ドアを開き、屋外への避難路を確保します。 |
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地震情報の収集は、テレビ、ラジオの電源をONにして地震に関する情報が入手できる状態をつくり、屋外の状況を視認するためカーテン、ブラインドを自動的に開けます。
さらにメールで在宅者の存在を外部に知らせる、ペットのリードを伸ばす、などの機能も装備しています。
JEITAでは、多くの方にIT自動制御システムを知っていただくため、埼玉県さいたま市のモデルハウス展示場(大宮北ハウジングステージ)に、「ITハウス情報館」をつくりIT自動制御システムを体験できるようにいたしました。 |