緊急地震速報実証試験とIT自動防災システム
HOME 地震速報のしくみ 実証試験 発報レポート IT自動防災システム ITハウス情報館 リンク
発報レポート
2005年4月からの主要な発報事例を紹介します。
●05.04.11 千葉県北東部地震(日本で最初の家庭での発報です)
設置場所
発報震度
猶予時間
公式震度
特記事項
東京都
八王子市
3
16秒
2
初めての発報。「震度3、16秒後」というアナウンスが各家庭に流れる。ほぼ16秒後ぴったりで本揺れ着。各家庭では事前に決めていた行動を取り、机の下にもぐる。予告通りに地震が来たことに各家庭では感動したとのこと。その後のヒアリングでは1日も早い実用化を望むという声が多数寄せられた。
●06.02.01 千葉県北西部地震
設置場所
発報震度
猶予時間
公式震度
特記事項
茨城県
つくば市
3
10秒
3
アナウンス通り10秒後ぴったりに本揺れ到着。みんなで机の下にもぐりモニターを見ていた。本揺れ後、みんなで拍手をしてしまった。
埼玉県
飯能市
3
3秒
2
すぐにストーブの火を消した。猶予時間は短かったが確かに作動したことに感動。
東京都
多摩市
3
10秒
2
微弱な揺れを感じその後主要動着。暖房機OFF、玄関解錠、子供は机の下に避難。10秒の貴重さを感じた。
神奈川県
相模原市
3
6秒
3
微弱な揺れの直後に発報。電子音カウントダウンの0ジャストで本揺れ。こども達は事前に決めていたとおり机の下へ。初めての地震予告に家族で感動した。
●06.03.28 東海沖地震
設置場所
発報震度
猶予時間
公式震度
特記事項
茨城県
つくば市
3
20秒
2
すでに寝ていたので速報を夢の中で聞いた感じだった。実際に揺れるまでの20秒間は不安だった。
東京都
日野市
3
10秒
1
予測震度が外れることを再認識。モニターに参加して2度目の発報。前回に比較し家族各々が余裕をもって対処できるようになった。
●06.06.12 大分県南部地震
設置場所
発報震度
猶予時間
公式震度
特記事項
愛媛県
新居浜市
3
20秒
3
実際のゆれとは異なる通報だった。震度2との発報だったので安心していたらやや大きな揺れが来てびっくりした。
愛媛県
新居浜市
3
聞こえ
なかった
3
小さい横揺れの時点で発報があり、その後10秒位で縦揺れがきた。10秒でも、思ったより行動ができ非常に役立った。
●06.08.31 東京湾地震
設置場所
発報震度
猶予時間
公式震度
特記事項
東京都
多摩市
2
7秒
3
機器からのアナウンスは「震度2」だったが受信画面は「震度3」になっていた。警報の音は静かな場所や震度が低い場合は良いとしても震度が5強以上の場合は音をもっと鋭い音にしたほうが良いのでは。
埼玉県
さいたま市
2
5秒
3
これで3回目の発報でしたが、時間帯が夕方で、居間にいたときの発報だったので内容を正確に聞くことができました。震度2の通報にあわてることなく対応できたので大変役に立つと感じました。
東京都
文京区
3
-
3
震度3の告知があったが実感はもっと強く感じた。情報が正しければ安心感につながる場合もあると思った。(震度が低い場合)
●06.09.07 千葉県北西部地震
設置場所
発報震度
猶予時間
公式震度
特記事項
東京都
文京区
2
3秒
2
今回初めての発報で従業員全てが注目しており、予報の時間(3秒後)と実際の揺れがほぼ同時だったので大きな歓声が上がった。今後、これをどう活かし行動するかが重要と考える。
●06.10.14 千葉県南部地震
設置場所
発報震度
猶予時間
公式震度
特記事項
東京都
町田市
3
10秒
3
今までの結果から結構、地震速報の精度が高いと思っている。
東京都
立川市
3
10秒
1
震度3のアナウンスであったが、実際の震度(気象庁発表)は1であった。その場の感覚でも震度1か2程度であり、若干拍子抜けの感じ。
平成19年能登半島地震について
平成19年3月25日に午前9時42分、能登半島沖を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生、震度6弱以上の揺れが能登半島一帯を襲い甚大な被害が生じました。 JEITA緊急地震速報実証試験参加モニターでの緊急地震速報の発報は、能登半島に近い新潟県上越市、新潟市をはじめ関東、中部、近畿地方と広範囲にわたっています。 地震発生後に行ったアンケートから、モニターの方が、緊急地震速報を受けてどう行動したか、どう感じたかをご紹介します。
■モニター発報状況
エリア
(※1)
建物
報道
震度
発報内容
(※2)
予測との誤差
コメント
予測
震度
猶予
時間
予測
時間
予測
誤差
新潟県
上越市
会社
4
4
20秒
予測より早く揺れが来た
10秒
程度
ゆれる前に警報がなることには非常に意味があることを体感した。
新潟県
新潟市
住宅
4
「まもなく地震がきます」
その後「すぐに地震がきます」という
ガイダンスが流れすぐに揺れはじめた
今回の地震はけっこう大きかったので、各自避難したり、予定の行動をスムーズにできてよかった。地震がくる前に心構えができると安心感がぜんぜん違うと実感した。
茨城県
龍ヶ崎市
住宅
不明
3
60秒
揺れはこなかった
-
家人に地震の発生を伝え、ガス、ストーブなどを消した。今回揺れは来なかったが、良い訓練になったと家族一同で話している。若干戸惑いはあるが、今回のような予行訓練的なことがあれば、次回の対応は更に的確なると思う。
埼玉県
上尾市
住宅
2
2
50秒
予測より早く揺れが来た
10秒
程度
何もしなかった。
千葉市
住宅
2
2
80秒
おおよそ合っていた
-
家人に地震の発生を伝えた。ガイダンス音声は、警戒音より先に到着予測の音声を流す方がわかりやすい。
千葉県
松戸市
住宅
3
不明
30秒
揺れはこなかった
-
家人に地震の発生を伝え、ガス、ストーブなどを消した。
東京都
区部
住宅
3
3
30秒
おおよそ合っていた
-
震源地まで距離があると、揺れの到達まで時間があり行動に幅ができる。装置があることは、暮らしの安全、安心が確保できると実感した。多くの家庭、事務所に積極的に設置したい。
東京都
区部
住宅
2
3
30秒
揺れはこなかった
-
震源地がわかって安心できる
東京都
武蔵野市
会社
2
3
17秒前からカウント
おおよそ合っていた
-
震度3以上で発報に設定。今回初めて発報した。問題なく対応ができたが、震度5強以上の場合でも冷静に対応できる訓練を重ねたい。
東京都
国分寺市
住宅
3
3
44秒
揺れはこなかった
-
安全な場所に移動した。猶予時間が44秒だったので東海沖地震かと思った。猶予時間が長く、この間にもう少し適切な行動が取れればと後で思った。訓練の大切さを改めて感じた。
川崎市
会社
2
3
50秒
おおよそ合っていた
-
身構えて周囲の状況を見守った。
横浜市
住宅
不明
3
40秒
揺れはこなかった
-
何もしなかった。
愛知県
西尾市
住宅
3
3
30秒
おおよそ合っていた
-
家人に地震の発生を伝え、ガス、ストーブを消して安全な場所に移動した。正確な情報と猶予時間の長さから余裕をもって備える事ができ、家族から重宝がられた。有益である。
愛知県
豊田市
住宅
3
3
40秒
予測より遅く揺れが来た
3秒
程度
家人を含め安全な場所に移動した。3分程度後に余震と思われる震度2の発報があったが揺れは来なかった。
愛知県
住宅
3
3
60秒
おおよそ合っていた
-
母親は大変便利なツールであると感心していた。告知の後、「落ち着いて落下物から避難してください」など、どう行動すればよいかアナウンスが入るとよい。
岐阜県
可児市
会社
3
3
初期値は不明、音声に気付いた時は30秒
予測より早く揺れが来た
8〜10秒
程度
震度3では安心して何も対応しないことがわかった。今後は「速報はあくまで計算値であり、実際には震度4以上になる可能性を含んでいることを認識し、予定行動をとる」よう周知する必要があると認識した。
岐阜県
可児市
住宅
3
3
40秒
おおよそ合っていた
5秒
程度
震源が遠距離の場合は大いに役立つ。直下型の地震でも20〜30秒前に警報が流れるといいのですが、システムの更なる進歩を願っています。
滋賀県
東近江市
住宅
3
3
30秒
おおよそ合っていた
1秒
程度
音声が聞きづらいという声があった。サイレンなど明快な音が先に流れたほうがいいのではないか。
兵庫県
西宮市
住宅
2
3
不明
揺れはこなかった
-
震度を聞いて急いで子どもたちに指示して安全な場所に身を寄せた。
※1 エリアは参加社所在地から推定いたしました。
※2 発報からアンケート記入までに時間が経過している為、予測震度、猶予時間に記憶違いがあるかもしれません。
JEITA 一般社団法人 電子情報技術産業協会 一般社団法人電子情報技術産業協会
〒100-0004 東京都千代田区大手町1-1-3 大手センタービル
TEL : 03-5218-1058  FAX : 03-5218-1077  E-mail : spp1@jeita.or.jp
Copyright © 2011. Japan Electronics and Information Technology Industries Association. All rights reserved.