ヒューマンインタフェースデバイス
・技術分科会


背景と調査の重要性


2024年度まで、当分科会ではサイバー空間とフィジカル空間を繋ぐヒューマンインタフェースデバイスとして、特にリモート化技術に焦点を当て、入出力インターフェースとしてVR/MR ヘッドマウントディスプレイ(HMD)技術、ウェアラブルセンサ、ミリ波センサ、嗅覚・ガスセンシングデバイス、触力覚伝送デバイス、空間センシング技術、ブレインマシーンインターフェース、生成系AI技術等について調査を行ってきた。それらの調査の結果、既に製品化が進んでいるHMDについては、今後の課題が明確化されており、今後の開発における具体的な指針が明らかになっているのに対し、それ以外のデバイスに関しては、さまざまなPoCや試験的な製品化がなされているものはあるものの、更なる研究開発と技術的なブレイクスルーが必要な段階にあることが理解できた。またそれらのヒューマンインタフェースデバイスの適応先として想定されるサイバー空間を活用したリモートコミュニケーションに関するサービスビジネスの市場も未だ拡大しておらず、高速通信等のインフラ整備や法規制等のデバイス技術とは別の問題も顕在化しており、市場が拡大していきにくい状況にある。
 今後さらに革新的なヒューマンインタフェースデバイスの調査と、その要求仕様を見極め、数値的な目標値を見極めることが、今後のデバイス開発において重要である。そこで、今後のサービス市場の更なる調査、予測を行うとともに、必須なデバイスの性能等に関するロードマップを作成し、将来のサービスビジネスを展開するにあたってキーとなるデバイス開発について課題抽出し、施策の提言となる情報を取りまとめることを目指す。


調査項目

  • 聴覚、音声認識技術
  • マイクロフォン
  • 視覚、画像認識技術
  • 撮像・イメージングデバイス
  • AR/VR、XR技術
  • エッジコンピューティング
  • 力触覚センシング技術
  • アクチュエータ―
  • ウェアラブルデバイス技術
  • ウエアラブル端末
  • 情報伝達、伝送技術
  • 情報解析技術
  • 人間拡張技術
  • ヘルスケア介護サービス
  • リモートコミュニケーションサービス

委員会参加MEMBER

  • シャープ(株)
  • ソニーセミコンダクタソリューションズ(株)
  • 富士通(株)
  • (株)東芝
  • 三菱電機(株)
  • (株)村田製作所


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