【動画編集ソフト応用機能】色・階調補正、Logなど
【動画編集ソフト応用機能】色・階調補正、Log機能
ビデオカメラで撮影した映像素材をそのまま使用してもよいですが、素材の色や階調を補正することで一段階レベルの上がった作品に仕上げることが出来ます。
色・階調補正の機能は、多くの動画編集ソフトウェアに標準で備わっていますので、人とは違う動画を作りたいという方は積極的にトライしてみて下さい。
①色補正
ビデオカメラで撮影して得られる映像は、手を加えずとも実物に近い色を再現してくれます。一方、映像を“作品“として作る場合には、映像の色に手を加えたくなるケースがあります（例：空や海を見た目よりも青くしたい、人肌をより健康的に見せたい、など）。そういった場合には、ぜひ動画編集ソフトウェアで色を補正してみましょう。
②階調補正
階調とは、映像の明るい箇所から暗い箇所までの変化の仕方のことです。階調を補正することによってによって、パッと明るい印象の映像になったり、しっとりと落ち着いた印象の映像に仕上げることが出来ます。作品のテイストを決める重要なパラメータなので、こちらも色補正と一緒に挑戦してみることをお勧めします。
③Log機能
Logは元々デジタルシネマの撮影用に開発された機能なので、一般的なビデオカメラには搭載されていない場合がほとんどですが、近年動画機能が強化されてきれいるミラーレス一眼カメラではよく搭載されるようになって来ました。
一言で言うと「後編集を前提にした動画モード」で、色・階調の情報を豊富に記録することで、後編集における自由度を確保し、思い通りの映像表現を可能にしてくれるものです。もし所有しているカメラにLog機能が搭載されているならば、是非トライしてみてください。プロ映像制作への第一歩を歩み始めることが出来ます。
本コラムでは3部構成で企画、撮影、編集の流れを説明しました。
実際に動画制作され、完成した動画を視聴すると達成感があると思います。一方、もっと良い動画制作をしたいという目標が出るかもしれません。
本コラムをきっかけに様々な情報を検索したり、完成度の高い動画を視聴することで、よりよい動画制作に取り組んでいただけたら幸いです。