先端交通システム部会について
1.背景および目的
人口減少や高齢化、環境負荷の増大、そして都市部の渋滞や地方の交通空白地帯など、私たちが直面する社会課題は複雑化しています。これらの課題に対応するためには、単なる技術導入にとどまらず、持続可能で包摂的な交通システムの構築が求められています。
一方で急速な技術革新は、これらの課題解決に向けて新たな可能性を開くことでしょう。例えば、自動運転の実用化に向けた取り組みは、交通安全や効率性を飛躍的に高める可能性を秘めています。さらに、MaaS(Mobility as a Service)の普及により、公共交通やシェアリングサービスを統合した利便性の高い移動の実現が期待されています。また、コネクテッドカーによる車両間・インフラとの情報連携は、渋滞緩和や事故防止に寄与し、交通システム全体のスマート化を促進すると見込まれています。そして、あらゆる分野で活用が進むAI技術は、モビリティ領域においても自動運転の判断精度の向上、渋滞予測、事故リスクの低減など、交通の未来をより安全で効率的なものへと導くと考えられます。
先端交通システム部会は、『豊かな暮らしを支えるデジタル交通社会の実現-新たなモビリティ製品・サービス普及拡大による社会課題の解決』を共通テーマに掲げ、業界を超えた連携と協調を推進しています。デジタル技術とモビリティの融合により、誰もが安心して移動できる持続可能で安全・快適な社会の実現を目指し、制度設計やインフラ整備、データ連携の枠組みなど、社会実装に向けた産官学の検討に積極的に寄与し、未来の交通を支える仕組みづくりに貢献します。
2.事業の範囲
- 協調型ITSシステム、自動運転を含む新モビリティ
- 車載機器(オーディオ機器、ナビゲーション機器、ETC、ETC2.0車載器など)
- 関連するサービス(データ連携、通信基盤、標準化活動)
- さらに、次世代交通サービスの社会実装に向けた制度・インフラ・データ連携の検討を含む
3.当部会の役割
- 業界横断の共創を推進し、次世代交通システム/サービスの実現に向けた情報交換と協調の場を創出
- 傘下組織の特性を活かした相互連携と相乗効果を発揮するため、緊密な情報共有を促進
- 将来の新たなビジネス・市場創出に向けた施策の立案
- 標準化活動や国際連携を通じ、グローバルな競争力強化に寄与
- 社会課題解決に資するデジタル交通社会の実現に向け、産官学連携のハブとして制度設計・インフラ整備・データ連携の枠組みづくりをリード
