第2部 撮影する (全3部)
第1部「企画する」で撮影する内容のイメージはできた事と思います。第2部では実際にビデオカメラ等を使用して撮影するにあたり、準備・撮影方法や注意点を列挙いたします。撮影にあたっては、Webを検索しても様々な情報がありますので、本コラムと合わせてWeb情報もご参考にしてください。
【まず最初に】撮影機材を決めて機材リストを作ろう
まず、撮影の準備物を「機材リスト」として列挙しましょう。動画の準備に時間を掛けて撮影を効率的にするのが基本です。
・リストは細かく列挙しましょう。小物でも無いと撮影が止まります。
・買う/借用/店にある/家にある等の調達先も記載して段取り良く用意できるようにしましょう。
・室内ではACアダプターを使うとバッテリーを節約できます。(ビデオカメラの多くはACアダプタ―同梱)
●必要な機材
・ビデオカメラ
撮影にはビデオカメラが便利ですが、スマホやデジカメでも動画撮影に対応しているものなら撮影することは出来ます。できるだけ事前に現場で事前撮影し映像を確認しましょう(ロケハンと言います) 。
・三脚
様々な三脚がありますが、カメラの重さに適合しているかの確認がまず必要です。バランスが悪いと撮影しにくいだけでなく、転倒などの危険もあります。
高さはカメラが目の高さまで来る三脚が使いやすいです。水準器付き三脚も便利です。また狭い現場では一脚が有用なこともありますのでご確認ください。
●あると便利な機材
・予備のバッテリーと記録メディア(撮影に必要な量の2倍以を目安に準備しましょう)
・外付けマイク(外付けマイクが付かないカメラもあるので要確認です)
・LEDライト(大小様々ありますが室内撮影では一つあると便利です。光量が調整できるものが便利です)
・カチンコ(撮影シーン番号や取り直し回数を記録でき編集時に便利です。廉価な小型ホワイトボードでもOK)
・養生テープ(三脚を固定したり、立ち位置を床に印したり、ケーブルを固定したりと何かと便利です)
機材リストは最初は手間ですが撮影の回数を重ねる度に内容が充実して貴重なノウハウとなり、撮影が効率的に進むツールとなります。