【カメラ設定】撮影設定を決めましょう
撮影前にカメラの設定を決めましょう。
●記録方式
記録方式によって画質が良くなったり、保存容量が大きくなったりします。保存媒体や再生方法のやりやすさも異なってきます。
記録方式 | 画素数 | 拡張子 | 用途の例 |
---|---|---|---|
4K,UHD | 3840x2160 | .MP4 | 超高精細画質、クロップ編集 |
FHD | 1920x1080 | .MP4、.MTS | 高精細動画、BD画質 |
HD | 1280x720 | .MP4 | 高精細動画、配信動画 |
SD | 720x480 | MPEG2 | 標準画質、DVD画質 |
●ビットレート
Mbps(megabits per second)という単位で表されるビットレートは、1秒間に何百万ビットのデータを送れるかを表しています。同じ記録方式の場合、ビットレートが高いほど、たくさんの情報を記録し、高画質になります。数字が大きいほど、きめ細やかで、色鮮やかな描写が可能です。
●フレームレート
「60」「30」「24」などの数字は1秒あたりに記録されるフレームの数を表しています。動画は静止画の集まりです。ぱらぱら漫画でカット数が多いほどなめらかに表示されるのと同じで、フレーム数が多いほどなめらかな映像になります。たとえば、30pと60pを比較すると、60pは時間当たり約2倍のフレームを記録します。
●初心者はオートでの撮影から始めましょう
「オート」設定で撮影してみましょう。
明るさ、色合い、ピントを自動で調整してくれます。
「オート」でも人物なのか風景なのか、モードを選べるカメラもあります。
●ステップアップした撮影方法
「オート」による撮影は明るさやピントをあくまでも自動で調整するため微調整が効きません。
以下に上げる内容が気になりだしたらマニュアルでカメラの設定をして撮影する事をお勧めします。
・明るくするために感度を上げすぎてノイズが入る。
・逆光で人物を撮影するとき、人物の顔が真っ暗になる。
・ピントを合わせる場所がずれる。手前や奥にピントが合ってしまい、メインの被写体がピンボケしてしまう。
・映像が素人っぽい。のっぺりと平凡な映像になってしまう。
よく使うマニュアル機能は以下の3つです。最初はTVで映像を確認しながら操作するとわかり易いです。
①ピント
動く人を撮る場合はオートが便利です。
被写体が一人、または動きが小さいなら、マニュアルにしてピントを固定すると前を人が通り過ぎてもピントが迷う事がありません。
➁感度
暗いシーンでの撮影時、画質のバランスを見て設定を検討しましょう。綺麗に撮りたいなら感度を上げすぎないようになるべく明るい場所で撮影しましょう。ライトを使うのも効果的です。
③ホワイトバランス
移動しながら撮影する場合(例 部屋⇒屋外)ホワイトバランスはオート設定のほうが自動的に調整してくれるので便利です。
撮影する場所が変わらず被写体に当たる光の色が変わらない場合は固定(マニュアル設定)します。ホワイトバランスを調整すると好みの色合いにできて 映像表現の幅が広がります。