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高調波対策ガイドラインに関するQ&A
2002年9月(改訂)
1.全般事項
2.クラス区分など限度値の適用条件/時期
 (2-1〜2-5)
  (2-6〜2-10)
  (2-11〜2-15)
  (2-16)
3.測定条件、測定方法
 (3-1〜3-5)
  (3-6〜3-9)
4.表示、届出について
 (4-1〜4-5)
  (4-6〜4-10)
  (4-11〜4-12)
5.高調波問題検討会(JET)について
6.国際、海外規格動向
 (6-1〜6-5)
  (6-6〜6-8)

2.クラス区分など限度値の適用条件/時期


Q2-11:クラスDの有効入力電力50W超75W以下の機器が、2004年1月1日以降適用対象となる場合は、従来機器まで適用されるのでしょうか?
Q2-12:説明会では、継続生産品には適用しない、とのご説明がありましたが、ノートPCで使用するACアダプタはどういう対応が必要でしょうか?
例えば、現行のノートPCに使用しているACアダプタを来年1月以降に発売されるノートPCにも使用する場合、このACアダプタには対策が必要ですか?
又は、ACアダプタは今年から継続生産されているので、対策は不要でしょうか?
Q2-13:国内の高調波抑制対策ガイドラインについて
Q2-14:「高調波電流発生限度値」について
Q2-15:2002年7月の説明会で「クラスD機器は『包絡線による機器区分』からPC、PC用モニタに限定」、「75Wから50Wへの適用拡大はなし」、「クラスAの暫定限度値は、第5次高調波のみ電力比例係数を35%減、その他は暫定限度値を正式な限度値とする」「インピーダンスネットワークは接続してもしなくてもよい」と決まったように聞いたが、製品に適用してよいか?


Q2-11クラスDの有効入力電力50W超75W以下の機器が、2004年1月1日以降適用対象となる場合は、従来機器まで適用されるのでしょうか?
A2-11:クラスDの有効入力電力50W超75W以下の機器が適用対象になった場合は、ガイドラインの主旨から2004年1月1日以降新製品として出荷される機器が対象となります。尚、マイナーチェンジ(例えばパソコンのメモリー増設等)した製品まで一律に適用する必要はありません。
ただし、現在IEC/SC77A国内委員会において家電・汎用品高調波抑制対策ガイドライン改定検討が行われており、この限度値適用期限等についても見直し検討中です。(関連回答:A2-12,A2-15,A6-7)
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Q2-12説明会では、継続生産品には適用しない、とのご説明がありましたが、ノートPCで使用するACアダプタはどういう対応が必要でしょうか?
例えば、現行のノートPCに使用しているACアダプタを来年1月以降に発売されるノートPCにも使用する場合、このACアダプタには対策が必要ですか?
又は、ACアダプタは今年から継続生産されているので、対策は不要でしょうか?
A2-12:クラスDの75Wから50Wへの適用拡大期限は、2003年12月31日まで延期されています。
ただし、現在IEC/SC77A国内委員会において家電・汎用品高調波抑制対策ガイドラインの改定検討が行われており、この限度値適用期限等についても見直し検討中です。(関連回答:A2-15,A6-5,A6-7
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Q2-13国内の高調波抑制対策ガイドラインについて
Q2-13-11.クラスDの小電力機器の限度値が75W→50Wとなった場合、2001年1月1日以降の工場出荷される新製品からの適用との解釈で良いか?
A2-13-1:ガイドラインが改定され、当面2004年1月1日以降新製品として出荷される機器が対象となる予定ですが、現在、その限度値適用の見直し検討が行われています。(関連回答:A2-15,A6-5,A6-7)
Q2-13-2上記(2-13-1)にて、2000年12月31日までに工場出荷されている製品が2001年1月1日以降、仕様変更が発生した場合、メーカーがマイナーチェンジと判断した場合(例えば機器の形名を変えない)は引続き限度値を75Wとして良いか?
A2-13-2:メーカーがマイナーチェンジ(例えばパソコンのメモリの追加等)と判断されれば期日に関係なく引き続き販売しても問題ありません。
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Q2-14「高調波電流発生限度値」について
現在弊社で開発中の商品をガイドラインのレベルに準拠したく検討しており、機器の分類としては「クラスA」に該当するものと思われます。商品の電源は3相200Vです。そこでクラスA、3相200V機器の限度値を見ているのですが、最大許容高調波電流の単位でA(×400/Vnom)の意味がよく分かりません。ここは注意書きがされており、三相の380V,400V,415Vの電源系統以外の電圧の場合に適用する、となっています。今回の弊社の商品は3相の200Vなのですが、この場合は限度値をどう計算すればよいのでしょうか。
例えば、高調波次数が3のときに限度値が2.30Aとなっています。これに(400/Vnom)=(400/200)=2をかけて4.6Aが次数3の限度値になると考えるのでしょうか。
A2-14:その通りです。3相機器で定格電圧が200Vの場合は、限度値に対する乗数が400/200=2となりますので、限度値は、表の値の2倍となります。
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Q2-152002年7月の説明会で「クラスD機器は『包絡線による機器区分』からPC、PC用モニタに限定」、「75Wから50Wへの適用拡大はなし」、「クラスAの暫定限度値は、第5次高調波のみ電力比例係数を35%減、その他は暫定限度値を正式な限度値とする」「インピーダンスネットワークは接続してもしなくてもよい」と決まったように聞いたが、製品に適用してよいか?
A2-15:ガイドラインの改版として正式に決定したわけではありません。IEC/SC77A国内委員会の中でそのような方向になるつつあるということです。従って、製品適用は、しばらく待った方がよいと思います。ガイドラインの改版(経済産業省からの通達)は、当委員会の感触では、今年度(H14年度)末か、来年度早々ではないかと考えています。
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